五感で癒される宿 ─ 星のや 軽井沢で自分を整える旅へ

旅行、旅食

自然の中に身を置くだけで、心がほどけていく瞬間。
そんな「整う」感覚を、旅先の宿でじっくり味わえる・・・それが“五感で癒される宿”です。
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚…私たちの五感は、日々の喧騒やけんそうストレスによって知らず知らずに
疲弊ひへいしています。

今回ご紹介するのは、五感のすべてが自然と調和し、本来の自分を取り戻していく
“宿そのものが癒しの空間”となる特別な場所。

露天風呂の湯けむり、静かな木立のざわめき、木の香り、素肌に触れる天然素材のぬくもり、
地元の恵みを味わう料理…どれもがやさしく心身に沁み渡ります。
「何もしない」より「すべてに癒される」時間へ。五感から整う旅へ、さあ出かけてみませんか?

五感を満たす5つの要素

① 自然を“感じる”露天風呂

静かに湯船に身を沈めると、目の前には山の稜線、足元には渓流の音。
森の中にある露天風呂では、人工音が一切届かない“静寂”が何よりの癒しになります。
朝は木漏れ日が差し込み、夜は月明かりと満天の星空。
目を閉じれば、葉が揺れる音や鳥のさえずりがやさしく包んでくれます。
自然との一体感は、視覚と聴覚を穏やかに整え、心拍も落ち着いていきます。

星野温泉 トンボの湯

② 香りで整うアロマ体験

宿に一歩入った瞬間、ふわっと香る木の香りや天然アロマの精油。
嗅覚は最も原始的で感情に直結する感覚です。
自然由来の香りに包まれる時間は、無意識にたまった心の疲れをそっとほぐしてくれます。

好きな香りをまといながらのスパ体験

③ 触れることで“感覚”を取り戻す宿の設え

宿に使われている素材や設えも、触覚を整える大切な要素。
無垢材の床、麻や綿の寝具、手すき和紙の灯りなど、素肌に心地よい“手触り”にこだわった空間は、五感全体をやさしく癒します。
湯上がりに畳にごろんと寝転がる。
手触りのいい湯呑みでお茶をすする。
こうした小さな“触れる体験”が、身体の緊張を自然とほどき、深い安堵感をもたらします。

④ 地産地消で“味覚”の浄化を

料理はその土地の風土をまるごと味わう“感覚の旅”。
地元で採れた野菜や山菜、天然水で育ったお米や川魚、季節ごとの和ハーブや発酵食品など、
“自然に近い味”は心身を内側から整えます。

山の旬菜粥 -夏-

⑤ 音のない“音”が心を澄ませる

都会の喧騒、SNSの通知音、テレビの音声…それらから離れた自然音には、心をまっさらにする
不思議な力があります。
焚き火のパチパチという音、川のせせらぎ、虫の鳴き声。
これら“静かな音”が呼吸のリズムをゆっくりに整えてくれます。

森林浴

【補足】焚き火の癒し効果

焚き火の炎を見つめるだけで心が落ち着くのは、“1/fゆらぎ”と呼ばれる自然界特有のリズムが脳波をアルファ波に導くためといわれています。
パチパチと燃える音、暖かな光、木がはぜる匂いは、原始の記憶を呼び覚まし、深い安心感と
くつろぎをもたらします。※焚火鑑賞体験は「星のや富士」で行っています。

星のや 軽井沢の魅力とは

星のや 軽井沢は、「自然と共生する滞在」をコンセプトにした、まるで森に溶け込むような
静寂のリゾート。

宿泊者だけがアクセスできる「水辺の回廊」は、建物と自然が一体となり、四季折々の美しさを
五感で楽しめる舞台となっています。
人工音を極限まで排した空間設計、自然光と風が心地よく抜ける客室、草木の香りと共鳴する
インテリア。

敷地内には野鳥の姿や川のせせらぎがあり、耳を澄ますだけで深く呼吸できるような感覚に
包まれます。
また、温泉や瞑想空間「メディテイションバス」では、湯けむりと静寂の中で心と体をゆっくりと
整えていくことができます。

メディテイションバス

星のやが大切にしている“時間”

星のや 軽井沢では「非日常」ではなく、「深い日常」への回帰を重視しています。

たとえば、急がさないチェックイン、アラームのない朝、静けさを守る館内規約。
これらすべてが、滞在する人の“感覚を目覚めさせる”ための演出として機能しています。

あわただしさから離れ、「五感と対話する時間」を丁寧に過ごすことで、自分のリズムを取り戻す。
それはまさに「宿に泊まる」のではなく、「自分に還る時間を過ごす」という体験そのものです。

施設&アクセス紹介

五感で癒される宿での滞在スケジュール(一例)

自然と静寂に包まれた「星のや 軽井沢」での滞在は、時間の流れまでもやさしく変えてくれます。
以下は、五感を整えることを目的とした一泊二日のスケジュール例です。

  • 13:30 到着・コンサルテーション(ウェルカムティーを味わいながら体調ヒアリング)
  • 14:00 チェックイン・客室案内(水辺の回廊を抜けて自然と一体になるような客室へ)
  • 15:00 温泉入浴・メディテイションバス(光と香りの瞑想空間でリラックス)
  • 16:00 アロマトリートメント(植物精油を使った全身オイルケアで心身を整える)
  • 18:00 夕食|季節の信州懐石(地元食材をふんだんに使った五感の料理体験)
  • 20:00 棚田ラウンジで星空観賞(静かなゆらぎの時間で深い癒しを)
  • 21:30 ライブラリラウンジで読書タイム(静けさの中で自分と向き合う時間)

翌朝も静けさの中で、深い呼吸とともに始まります。

  • 7:00 早朝散策(自然の小径を歩きながら朝の森を体感)
  • 8:00 朝食|山の旬菜粥(高原野菜と出汁のやさしい味わい)
  • 9:30 アロマバスまたは和漢ハーブ蒸し(香りと蒸気で身体を目覚めさせる)
  • 11:00 チェックアウト・ギフトショップ立ち寄り(五感の記憶を持ち帰る)

“何かをしなくても癒される”。それが、この宿の最大の魅力かもしれません。
ゆっくりとした時間の流れの中で、心身ともに整えていく滞在をお楽しみください。

再び日常に戻るあなたへ

この癒しの旅が終わったあとも、五感の記憶は残り続けます。
帰宅後、湯に浸かるたびにあの森の香りを思い出し、朝の空気に触れるたびにあの深呼吸の感覚が
蘇る。

そんな“余韻のある宿泊体験”が、日常の中でもふとした瞬間にあなたを支えてくれるでしょう。
癒しとは、一度の旅行で終わるものではなく、次の一歩にやさしく力をくれる小さな種。

だからこそ、今この瞬間、あなたの五感にやさしい旅を贈りませんか?

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